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2008-03-03

やはり素晴しい日だった昨日のことを書く

08:52 | はてなブックマーク - やはり素晴しい日だった昨日のことを書く - ogijunの日記 やはり素晴しい日だった昨日のことを書く - ogijunの日記 のブックマークコメント

とにかく素晴しい一日だったんだ。はじまりからして昨日は違っていた。私は前日くらいからずっとどきどきが止まらない状態でとてもわくわくしていた。ホールCにつくと既に列が出来ていて、私が着いたあとも続々と並んでどんどん増えてゆく。1000人規模のホールはひさしぶりだからいつも見慣れた人の他にもたくさんの人が来てくれたり地方からも足を伸ばしてくれたりするのがうれしい。グッズにも長蛇の列が出来て、自分でもひかえめに買ってから席についた。1ベルのあとの影アナが浩子さんご本人の声! 実はこれは予想していた。大101人もそうだったから。でもうれしい。あれからもう10年も経ったのだ。あのときは25周年。浩子さんの声をきいて客席がざわついて、アナウンスが終わったところで拍手が起こる。私を含めお客さんたちにとってもうコンサートははじまっているんだよというアピールだった。そして幕が上がる。野外モニタのようなザラっとした画面に30年前のコッキーポップの映像が出る。お早うございますの帽子屋さんだ。映像の下でまだ暗いステージにはアーティストたちが席に着いた気配がする。ワンコーラス、ツーコーラスときてカウントが入る。AQさんだ! とおもったらモニタからステージに光がばっと移動して浩子さんがあらわれたのだ。もういちど前奏からお早うございますの帽子屋さん。そこにいるのはさっきまでの映像から30年の時を重ねたいまの浩子さん。ひさしぶりのフルバンド構成で繰り出される音に重ねられた浩子さんの声をきいたらいきなり涙がこぼれてきた。ああ生きててよかった。浩子さん生まれてきてくれて、ミュージシャンになってくれて、ミュージシャンを続けていてくれてありがとう。この後何度も思うことになるんだけど、最初にそう思った一瞬だった。こんな調子で書き続けて行ったらいつになったら終わるのかわかんないね。ともかく1曲目が終わって挨拶。いつもの「だらーっとしてリラックスしてきいてくださいね」があってその後デビュー当時の曲2曲河のほとりに?と窓?。この2曲はいまでもよくやってくれてるのでその分時間の蓄積を感じられる曲でもある。2曲が終わると浩子さんご本人が「売れても売れなくても関係なくとにかく好き」だという物語のために作られた曲たちをメドレーで。メドレーになったのは少しでも多くの曲を演奏するためだそうだけど、本当にたくさんの曲があるのでこれはうれしい。最初は1980年まで。出てきた曲はすずかけ通り三丁目?、本日は雪天なり?、赤い靴?やまわろ、眠レナイ夜?、カーニバル?、それぞれ前のモニタに発表年と原作タイトルと曲名がうつし出されながら1コーラスずつ演奏される。もうのっけから涙ものだ。最初にすずかけがくるであろうことは予想していたし雪天もやってくれるだろうと思ったけどその続きがまたすごい。やまわろシャッフルでめっちゃかっこいいしカーニバルなんかコーラスとあわさってもうめちゃめちゃよくって泣きそうになる。ていうか泣いた。そしてさらに物語メドレー次は80年代以降から。古川昌義さんのギターソロがひびいてかっこいー。これはなんだ草の仮面?だったそうかこれも物語だた美しすぎる。そっくり人形展覧会?、悲しみの時計少女?、なるほど後期は浩子さんがご自身で書いた物語が多い。そして次はいよいよ幻想図書館かーと思っているとウサギ穴?で、あああれが来ないということはこの後でアレがああなるのだなと思いつつ空の駅?とメドレーの最後はやはりやらないはずがない素晴しき紅マグロの世界?でしめる。この企画すばらしい。残りの曲もぜんぶやってほしい。そして一部の最後はその物語曲のなかでも特に気に入っている歌をということで、となるとさっきなかったアレに違いないのだカイの迷宮である。ライヴで否が応でも盛り上がるこの曲が今日はフルバンドでステージ上には本当に雪も降って最高に盛り上がったまま曲が終わった頃に緞帳が降りた。15分間休憩。休憩時間に一部の感動を分かちあう。でも興奮のまま過ぎてあっという間にベルが鳴るのだ。二部は浩子さんお衣装かわってひとりで出てきて恋するニワトリ?まっくら森のうたのみんなのうた2曲からはじまった。こっちの衣装もかわいいなあ。コーラスの2人の紹介とトーク。この3人が同じステージの上にいて話していて、しかもそれが浩子さんの看板だというのはとても感慨深い。3人そろってるのでまもるくんを当然うたうのだが、アルバムとは少し変えて2人にもソロをとってもらったりとか。あああ、うたの変な雰囲気に似合わずというか合っててというかともかくとても美しいいいいい。生でこの曲をきくことが去年のアルバム発売からの課題だったのだだだだ。すばらしすぎる。無駄にキレイ。バンドがあらわれてからは2部もやっぱりメドレー。いわゆる代表曲ほぼ年代順に。ここで浩子さんの歴史を振り返っていると、半分くらいは自分の歴史を振り返っていることにもなってしまうのだだだ。ねこの森には帰れない?カントリーガール?てんぷら☆さんらいず?風になれ?DESSERT MOON?約束?テルーの唄MAY?テルーで終わるとしんみりしちゃうから順番入れ換えたそうです。この名曲メドレーはすごすぎる。それをこのゴーカメンバのたった1回しかない公演のためにビシっと作ってくるのがすごすぎる。なんというゼータクな試み。ゼータクの極み。テルーをフルバンドできいたのもこれがはじめてかも知れない。すばらしすぎるるる。と思っていたら浩子さんの口から最後の曲になりましたという言葉が...。はやいよ、はやすぎるよ。まだまだずっときいていたいのにもっともっとききたいのに。でもこの濃密な時間と空間がずっと続いてしまうと場にゆがみが生じてしまうのかも。35周年のひとつの区切りがこうやって終わってゆくのだなあ。最後の曲はやはり代表曲。メドレーは露出が多かったという趣旨での代表曲だけれどこっちはファンが多いという意味での代表曲で王国?海の時間へ。これ以上ないという盛り上がりで私の目からは涙が滝のように流れ音がつくり出す感情の洪水が濁流になって襲ってくる。この2曲ともまぎれもなく私が一緒に生きてきた谷山浩子のリアルタイムの世界を代表していて、それがこののようなしあわせな時間の終わりがせまっていることを伝えるシグナルになっている。さみしさとしあわせは常に一体になっている。海の時間のピアノの余韻が終わって、一礼をしてアーティストたちが退場してゆく。拍手がうねりになって鳴り止まない。そして思いの外はやく浩子さんがみんなと一緒に出てきてまたも涙がこぼれる。私の心には途方もない充実感。よく見るとさっきより1人多い。前より少しやせたけどすぐにわかる。客席ではそれとわかった人たちがどよめいていて、やはりこの人はここにいるべき人だったということを知らしめる。客席のどよめきに反応して浩子さんがアンコールの飛び入りゲスト斎藤ネコさんを紹介する。ネコさんが入ってアンコールの曲は銀河通信。別れに力を与えてくれるコンサートの最後のこの時間のためにあるような名曲中の名曲だ。これでいよいよ本当におわかれなのかと思っていたらうれしいサプライズで最後はしんみりして終わらせてもらえない。どうしてもやらずにはいられなかったというこの曲ドッペル玄関いつものAQさんの前奏がなりはじめ手拍子がはじまる。いつも通り身構えていたらなんとリズムは山口ともさんの生演奏だ!!これはすごい興奮せずにはいられない最後の最後にこんな大技を仕込んであるなんてやはり今日のこの場所この空間この時間に対するスタッフ全員の並々ならぬ決意がこんなふうにかたちになってあらわれる。最後はながいエピローグだ。ミュージシャンたちが全員前に出てきて客席に挨拶をする。我々もそれに拍手でこたえる。ますます大きくなる客席の拍手。ミュージシャンたちが退場していく。ひとりだけ残った浩子さんが三方向に挨拶。いよいよ本当にお別れなんだ...。そでに入っていく浩子さんを見送りながらこの今日という日に過ごしたかけがえのない時間のことを思った。こんな日があと何回くるのだろう。第一部のモニタにうつされた浩子さんの映像からついさっきのステージに1人で立っていた浩子さんまでがフラッシュバックしてくる。私は呆然としてしまう。徐々に弱くなる客席の拍手の音を耳でとらえながら、いつまでも浩子さんの想い出にひたってここにいたいという気持ちをずっと噛み締めていた。本当にのようなひとときが終わった。そして私にとっても2007年もいま終わった。35年という私の年齢よりも長い芸歴を持っている人のファンをずっとやっていて、追い付けない時間があるのは知っているけれど今日のような記念日をいま一緒に過すことが出来るのは本当に僥倖というべきものだ。浩子さんがうたってくれるこの時代に自分が生を受けていることを心の底から感謝したい。浩子さんがいてよかったし浩子さんと出逢えてよかった。

このぐらいまで、流石に一気には書けなかったけど、リアルタイムに感じているときは本当に一気に過ぎ去ったような気がしました。ひといきもつかずに終わったような気がしました。いま想い出しても感動にうち震えて涙が出てきます。一瞬の出来事のように感じられたけど、本当に濃密な充実したひとときでした。

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