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2009-04-11

戦略的ソフトウェア

21:03 | はてなブックマーク - 戦略的ソフトウェア - ogijunの日記 戦略的ソフトウェア - ogijunの日記 のブックマークコメント

そして今のOSの市場を見ると、Linus Tolvaldsという個人がが作ったLinuxと、Steve JobsがAppleを追い出されて作ったNeXTを元にしたOS Xと、Cairoまでの場つなぎに過ぎなかったWindowsと、企業の中核戦略からはかけ離れたところで作られたものばかりが使われている、というのがなかなか面白いところ。

Life is beautiful: 「戦略的OS」の開発がことごとく失敗している点に関する一考察

これは本当に面白いと思ったのでうっかりコメントまで書いてしまった。こっちにはもう少し脇道にそれた趣味っぽいことも書くか。

失敗したとされるCairoチームには鳴り物入りでMicrosoft入りしたRick Rashidがいた。OS Xの元になったNeXTでOSチームを率いていたのは後にAppleのソフトウェア担当SVPになる(現在は退社)Avie Tebanianであるが、実はこの2人はCMUで供にMachを研究していた師匠と弟子の関係にあった。最終的に弟子の作品の方が世の中に残ったことになる。

それから、中島さんのとこのコメントにはJobsはハードウェアにしか興味なしということをクローズアップして皮肉っぽく書いたわけだが、Jobsがすごいところは結果的に出来上がったOSなりミドルウェアなりのソフトウェアがすごいものであったということを見抜く眼力も持っていたことである。いくぶん本能的なものであるから嗅覚と言った方がいいかも知れない。Appleに戻ってくるときにはこれが鍵になったわけだが、この時点ではもう自社のソフトウェアの価値を十分に理解しているわけだ。このあたりはPixarについても同じである。Jobs自身はPixarはPIC(Pixar Image Computer)というCGA用のハードウェアを売る会社だと言い続け、我々もそれを信じていたわけであるが、実はアニメーション映画を作る会社だったのだ。

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