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2013-03-29

まともな食事 (3)

20:48 | はてなブックマーク - まともな食事 (3) - ogijunの日記 まともな食事 (3) - ogijunの日記 のブックマークコメント

さてまともな食事について思いをめぐらすついでに自分のにとってのまともな食事とはなにかを考えてみた。大きく分けて自分で作る場合とどこかお店で食べる場合がある。自分で作る場合たとえば、ごはん+お味噌汁+副菜(1〜3品)あたりをこなそうと思うとどんなに手際よくやってもまだ1時間から2時間はかかってしまう。まあごはんとか炊けるの待っている時間もあるから拘束時間はもう少し短かいかも知れないが。これには買い物の時間は含んでいない。これはものすごく贅沢な状態である。やれるとしてもまあせいぜい週1回くらいだなー。毎日の日課というよりは、むしろ娯楽に近い。限られた時間料理という行為に費やすというのは現在自分には常に自由にやっていいことではない遊興である料理ってやってる間は無心になれるし技能が向上するのもたのしいし結果的にストレス解消になったりするからもっとやりたいんだけどなんだかんだで仕事に追われる身なのである。さてどこかお店で食べる場合、それはいもの外食と本気の外食場合がある。本気の外食というのは、何週間も前から予約してあったレストランに訪れて、ゆったりと会話を楽しみながら力の入ったお料理をじっくりと味わうというものである。言うまでもなくこれも遊興娯楽である。本気の食事はお店にいる時間だけで2〜3時間はかけるし移動も含めたらもっとである。とはいっても自分で作った場合と消費する時間は大差なく、満足度はるかに大きいのであるが。こういった2時間オーダーの娯楽というのは映画もそうだし演劇コンサートなどもあてはまり、実は大概の娯楽はちゃんと味わうには2時間程度は必要なのである。日々の食事のうち、自炊及び本気の外食というものはそういった娯楽と同列に並ぶべきものなのではないか。そう考えると、低所得層がファストフードしか行かないというのが、観劇に行かないだとかそういった事象対応していることがわかる。

残るは自炊でもなく本気の外食でもない場合なのだが長くなったきたのでまた今度。

まともな食事 (2)

15:08 | はてなブックマーク - まともな食事 (2) - ogijunの日記 まともな食事 (2) - ogijunの日記 のブックマークコメント

昨日の続きから考えたんだけど、ひと足飛びに結論だけ書くとクックパッドを使ってる人というのはそれだけでけっこう裕福なのかも知れないと思いはじめた。特にひとり暮らし場合ごはん作るよりもその時間バイトしてファストフードですませた方が金銭的には儲かるので、ある程度余裕がないとごはんとか自分で作れない。それにごはん作ろうと思うとお米とかは少量買おうと思っても2kgくらいにはなるし他の材料とか料理器具とかも持ってなければ買わないとダメで一時的な出費が大きい。これ自分もおぼえがあるんだけど、そういうカツカツで生活している状態のときってキャッシュフローもぼろぼろで材料を一時的に買うことすら出来ず、その都度数百円のファストフード食うことになってしまう。自炊というのは節約の象徴みたいに思っていたんだけど、そこまでたどりつけない場合がままあるのであった。かくいう私も長いことずっと外食だったし苦しい時期は280円の牛鍋丼ばっか食ってた。UUが2300万人いても実はわりと偏った人たちに使われてるんだね。ほとんどが女性というのは知ってたけどその人たちの経済力とか考えたことがなかったからわりとびっくりした。オチはない。

secondlifesecondlife2013/04/01 07:45一人暮らしに限定するとそうなんでしょうね〜> (2)

ogijunogijun2013/04/02 00:18書いたあとで思ったけど、4人家族くらいまであてはまるんじゃないかなあと考えはじめている。まあ使う材料にもよりますが。そういえば子供の離乳食とかもつくるとやたら面倒なんだけどレトルト買うと8袋千円とかだったりして心揺れた。

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2013-03-28

まともな食事

14:19 | はてなブックマーク - まともな食事 - ogijunの日記 まともな食事 - ogijunの日記 のブックマークコメント

ちきりんさんがこんなこと言ってて:

これは本当にそう思うんだよね。気がつくと街中は100円バーガーチカラめしばっかりになってて食事の単価はどんどん下がってるんだけど行きつく先はどうなんだという。完全な貧困国は別として、ある程度の経済力がある国ではその中で相対的に貧乏な方が肥満になるのが現代の特徴ですね。その話題では、ちょっと古い本であるがこれが面白かった。

ここで出てくるインディアンほど極端ではないけれど、沖縄なんかでも同じ現象が起きているらしい。美味しんぼだったかなんかで読んだんだけど、若い頃はまだ伝統的な食事をしていたいまの80〜90才代の方よりも、その方々のお子さんの世代である60代の方とかの方が先に亡くなってしまう現象が起きているらしく、それは幼ない頃から米軍提供した食材を中心に育っているので生活習慣病リスクが高いからだそうな。そして、占領下の沖縄とか北米先住民族とかに起こっていたことがそのまま同じように相対的に経済弱者である日本若い人にも起きてる気がする。

私はこの状況がとてもヤバいと思っていて、なんとかしなきゃいけないんじゃないかと考えているんだけれどなにか具体的に思いつくことはまだない。最近やたらに外食のこととかに興味示してるのは、自分がいつそういった高リスクな食事にしかありつけない身分になるかわかんないから、という恐れから来ているところがある。とりあえず文献としてこの日記の読者にはそろそろ耳タコかも知れないこれを紹介しておく。

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2013-03-22

先生業

11:37 | はてなブックマーク - 先生業 - ogijunの日記 先生業 - ogijunの日記 のブックマークコメント

またやるよー。

http://dotinstall.com/courses/basic_javascript_dice_v2/141/about

この日記の読者はどう考えても対象ではないのだが、そのへんにいるプログラマワナビー宣伝してください!

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2013-03-20

メガネの話

15:01 | はてなブックマーク - メガネの話 - ogijunの日記 メガネの話 - ogijunの日記 のブックマークコメント

花粉用も出たJINSとか廉価メガネが百花繚乱。えらい安いよね。しかしああいうのは買えないのだ。私は近視はそんなにないのだが乱視がひどく、さら斜視があるのでトータルで視力がとても悪い。去年メガネ買い換えたときに試しに斜視対策の平行視差を入れたレンズ作ってみたら、本の読み難さとか疲れとかが一気に解消してしまった。というわけでもはや手放せない。しかしこのレンズ、とても高い。屈折率はそんなに高くなくていいのだが歪みの少ないものに平行視差用のプリズムが入れると完全オーダーメイドになってしまう。レンズだけでJINSメガネ10本くらい平気で買える。それくらいになると、せっかく高いお金を出して入れたレンズをきちんと活かせるように微調整をこまめにやらねばならず、メンテナンス体制がきちんとしたメガネ屋さんでないと対応できない。5000円のフレーム売ってるメガネ屋さんで定着するまで1ヶ月くらい毎週30分以上かけて計測と調整をやってくれるのとかあまり期待できないし、たとえやってくれたとしてもなんかもうしわけない。ということでフレームスタッフが充実していて設備の整ったところでそれなりの値段のものを買わざるをえなくなるのである。とにかく調整が命なのでいちばんお金がかかりそうな人件費に余裕があるところじゃないといけない。安いメガネ屋さん流行るのはいいけどそれで街のメガネ屋さんなくなっちゃうと困る。けっこう本気で心配している。あとオーダーメイドレンズとてもいいよ。使いたい人は紹介するので言ってください。PC用の乱反射抑えた加工とかも出来るしそれも単純に青い色ついてるとかじゃなくて光が直進するように偏向レンズ組み込んだりするのだ。他のPCメガネは使ってないのでくらべてみてどうだとか言えないけれどとても具合いいのでおすすめしたい。

シェフの話 (3)

13:53 | はてなブックマーク - シェフの話 (3) - ogijunの日記 シェフの話 (3) - ogijunの日記 のブックマークコメント

続けておく。IT関係とか言われる人全体と一部ハッカー集団が全く違う人種に見えるように、料理人全般とトップシェフと呼ばれる人たちが全く違うように見える。トップではない人たちの間でも、自分はそうでなくてもトップシェフの動きを注視している人もいれば、異世界の話として全く興味を持っていない人もいてその間でも大きく溝がある。こういう差が何故起こるのかというと、結局どの世界でも「良いものを作りたい」という意志のあくなき探究によるのだと思う。その探究には本当に果てがないので、いつまでもどこまでも高みを目指し続けることも出来るし、入口にも行かずにやめることもできる、そういう差が出るんだと思う。そんな中で時代を代表すると思われるような傑作に偶然出逢えるとこれは幸運である

あー、なんかこれ書いてみて思ったけどまとめっぽかったなあ。編集しなおしたとき(いつ?)は最後に置くといいかも知れない。

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2013-03-18

シェフの話 (2)

17:18 | はてなブックマーク - シェフの話 (2) - ogijunの日記 シェフの話 (2) - ogijunの日記 のブックマークコメント

その大江戸Ruby会議の懇親会でakrさんから話を振られて思わずいろいろしゃべってしまったのだが、その席でもそこそこ面白がってもらえたようなので、シェフ(料理人)とプログラマが似てるという話をもう少し。

才能あるシェフたちは定期的に勉強会をやっている。たとえばこの記事なんかはそういった「勉強会」の模様を伝えているのだが、この中でも私が定期的に訪れているお店のシェフが少なくとも5人は写真があったので、ああ行ってたんだなあというのがわかる。こういう大規模なものだけではなく数人で誰かの店に定休日に集まって、みたいなのはちょくちょく開かれている。プログラマって休日勉強会とか行かないと技術について行けなくなったりするし流行も次々変わるし大変だなあとか思うけど、そうやって常に勉強し続けないと最前線にいられないという仕事プログラマだけではないのだ。こういうので発表されたのとか業界誌に載ったのとか見ていろいろ研究しながら新メニューを考えたり既存のメニューをブラッシュアップしたりしているのであるWEB+DB Pressにあたるのが月刊専門料理かなw。

他にもいろいろあるので好評だったら続ける。

土曜日のこと

13:10 | はてなブックマーク - 土曜日のこと - ogijunの日記 土曜日のこと - ogijunの日記 のブックマークコメント

最近は週末の勉強会とかセミナーとかぜんぜん行けなくなってたんだけど(東京RubyKaigiとかも不参加)、これだけはと思いなんとか行ってきた。大江戸Ruby会議03です。午後からだけになってしまったが。井上さんのやつとか美味しいのをいくつも聞き逃したようだがそれでも行ってよかったなあ。桐島見れただけでもよかった。これはすごい。

で、全体にエモ否定みたいになってたという件について自分なりに見解を書いておきたいのである。私もわりとアジャなんとかコミュなんとかとかやってる遠まきに眺めてる感じになってたんだけど、それは要するに多言する必要がないからであって、そういうのをわざわざ言わなきゃいけないようなところにいることがあんまりなくなってたからなんだよね。なのでわざわざそんな話題で盛り上がってるの見るとちょっとうんざりしてしまう。例えて言えば、コードを書くのにインデント重要だ!というような話であって、私もプログラム初心者とか本業でない人の書いたJavascriptコードのインデントケチつけまくり、正しく字下げするのはいかに重要なことであるかというのを何回も何回も添削しながら解説するということを初学者に対してはそれこそうんざりするほどやるけど、それは相手が初学者からやるんであって初心者卒業してからはインデント重要性そのものついていちいち解説したりはしない。勉強会のエモトークとしてのアジャ・コミュ話は、中級者以上のプログラマに対してインデントって大事なんですよ!って言ってるのを聞いているような居心地の悪さがある。そりゃ大事なのは事実だけどそのことわざわざ言わないよねというような。そういう話をあえて言わなきゃいけない場所もあるとは思うんだよね。

だいぶ話がずれたけどともかく懇親会も含めて楽しかった。桐島見ます

kakutanikakutani2013/03/18 14:312009年頃はRubyKaigiで言う価値もあったと思ってるんですが、2013年にはそれを言うのが必要な場所や、言うべき人は変わってきてるのかもなぁ、とは思ってます(人は歴史に対して垂直に立つから、そういう話が絶滅されるとそれはそれで困る。とはいえ時代に応じて語り口は変わっていくのかも)。ああ、そういう意味ではRubyWorld Conference 2012では島根でエモい話をしました(なんか現場に着いたら、今回言ったほうが良い気がした)。「キャハハハ、エモ〜い」と嗤われたとしても、ても、やるんだよ!! あとで来てもらえて嬉しかったです!! RubyKaigi 2013もよろしくおねがいします!

yuum3yuum32013/03/18 17:32続きお願いします

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2013-03-15

RSSについて

12:43 | はてなブックマーク - RSSについて - ogijunの日記 RSSについて - ogijunの日記 のブックマークコメント

昨日書こうと思ってたのに忘れてた。しまった。まあいいや、あとで書こう。

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2013-03-14

シェフの話

16:34 | はてなブックマーク - シェフの話 - ogijunの日記 シェフの話 - ogijunの日記 のブックマークコメント

ただ Configuration Management Toolの話ではないよ。お料理作る人のことだよ。なんか勇気づけられた感じがしたので食べることに関することをもっと書く。

いろいろ食べ歩きをしていると、レストランを選ぶというのがシェフを選ぶことになってくるのである。また別で詳しく書くけど、どこどこの店が美味しいというのが誰々の店が美味しいに変わっていくのである。特定のシェフのファンになると、そのシェフが店をうつるときには客もついていく。また、その人がどこで修行たかとか誰の弟子だったとか師匠だったとかといった情報重要になってくる*1

で、これが自分の知ってるなにかに似てるなーと思ったんだけど、会社とかスタートアップとかとプログラマ関係に似ているのだ。Gにいた何々さんがなんとかfeed作ってたけどFに買収されてCTOになりましたとかそういうやつ。たくさんの名シェフを育てる店や人がいるようにたくさんのスタートアップを排出する会社があり、料理世界で生涯包丁を握り続ける人もいれば途中から経営などに軸足がうつっていく人がいるように、技術世界でもスーパープログラマエンジェル投資やってたりする。そもそもオーナーシェフと雇われシェフというのもそんな感じだし。驚くほど似てる。

これ可視化したい。どこどこで2番手やってただれだれが今度独立するとかそういうのデータベースにしたい。もちろんプログラマ版のそういうのも欲しいんだけどCrunchBaseが近いことやってる。というよりもむしろレストラン版CrunchBaseでいい。すごく欲しい。作りたくなってきた。もし本当にそのサービス作るんだったらConfiguration Management ToolにはPuppet使った方が名前が混乱しなくていいということは確実に言える。

*1:このへんで具体例あった方がいい? 欲しい人はなんらかの手段でお知らせください

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2013-03-12

finalvent先生の本

18:14 | はてなブックマーク - finalvent先生の本 - ogijunの日記 finalvent先生の本 - ogijunの日記 のブックマークコメント

を読んだよ。

何度も出てくる挫折したとか負け組とかなんにもなれなかったとかい感覚、すごくわかる。というか学問挫折したものしかわからんかもと思いつつすごくわかる。

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2013-03-10

風邪のなおしかた

22:05 | はてなブックマーク - 風邪のなおしかた - ogijunの日記 風邪のなおしかた - ogijunの日記 のブックマークコメント

まわりがインフルエンザでバタバタ倒れる中で生き残っていなければならないときというのがある。そんなときに初期症状で風邪っぽいなと思ったときに取る対策。まず身体をあたためる。追い炊きできるお風呂があればぬるめのにゆっくり入ったり。サウナでもいいけどその後の帰りみちでかえって冷えないように注意する。さらに、ここがたぶん独自性高いと思うんだけど、あたたかい飲物を大量に取る。飲物というか液状のものお粥とかスープとかうどんのつゆとかチゲとか。味噌汁でもいいし。蕎麦屋に行ってえんえんとお蕎麦湯をおかわりし続けたりとか、お茶とか、とにかくホットドリンクならなんでもいい。白湯でもいい。そしてあとは暖房かけて寝る。これでだいたい起きた頃にはなおってる。忙しくて寝る暇ないときでも毛布とかかぶって気温もあげて仕事する。要するに身体をあっためまくる。こんな感じで対処しつつたぶん20年くらい深刻な風邪をひいたことはないと思う。とにかく身体あっためて寝る。あっためるには熱い液状のものを経口摂取。以上。

やっと日記

21:55 | はてなブックマーク - やっと日記 - ogijunの日記 やっと日記 - ogijunの日記 のブックマークコメント

書けるー。なんとか。先週ばたばたしすぎてどうにもならんかった。8日の感想だけでもその場でなんとかしとけばよかった。ふううう。

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2013-03-03

お芝居のつくりかたなどから

03:06 | はてなブックマーク - お芝居のつくりかたなどから - ogijunの日記 お芝居のつくりかたなどから - ogijunの日記 のブックマークコメント

一昨年に縁あってとある演劇系の(とぼかして書いておく)ワークショップに参加したことがあって、たった3日間の練習だけで(恐しいことに)お金を払ってチケットを買ってる人が見にくる舞台に立つということをしたのだ。いま思うとそのときにのすごく印象的な体験をした。

なんとなれば、たった3日だけという限られた練習期間でも演出家脚本をいじるのである。流石に時間が限られているので事前に脚本は出来ている。初日に読み合わせをして、2回目にはもうセリフがなくなったり、しゃべる人が変わったり。ここはアドリブでなんか言えというところもいっぱい出てくるし。参加者は一般公募だったので演出家はそのほとんどと面識がないはずで、だからこそ会ったあとではイメージに合わせて変えたくなることが多いのであろう。本番直前のゲネプロでもけっこうすごいところを変える指示が来たりしていたが、これもそこ(実際に公演を行うステージ)でやったのはその時が最初なので、その空間に合わせた演出に変えるということで当り前のことをやっているのである。そうして3日間の練習+ゲネという準備を経て公開されてものはやはりただ渡された脚本を読んだだけのものとは根本的に違うものになっていた。

これは極端な例としても、これまで好きで行ってた小劇場で見聞きしたことなどから推測するに、演劇というのは最初に与えられた脚本をただなぞるだけという場合は少ないのではないかと思われる。まずは役者の顔合わせでイメージ更新が行われるだろうし、本読みに入れば具体的に演じる人に合わせた演出というのが浮かんでくるだろう。何日も稽古を重ねるうちに様々な可能性が浮かび上がりそれを試しては捨てまた違う可能性を試しを繰り返す。小屋入りしてからもそのループは続く。というか稽古というのはそういう期間のことなんだろう。最初にもらった台本はびっちり赤が入っているはずで、改訂版が用意されることもある。それも複数版。ロングランだったら初日とまんなかへんと最後の方ではいろいろ変わってるかも知れない。お客さんの反応によっていろいろと手を入れることもあるからだ。そんなふうにして舞台は出来上がる。いか完璧脚本といえどもぶっつけ本番で1回読んで終わり、というのが最上ということはまずない。たぶん。

何が言いたいかというと、これはシステム開発のものだということである舞台と同じように、演じる人(プログラマやデザイナ)や舞台(環境プラットホーム)や観客(ユーザ)によってダイナミックに変わりながら徐々に出来上がるというのがごく普通の姿なんじゃなかろうか。脚本(仕様書)が完璧なら常に最高のものが出来上がるなどと考えるのは最初から間違いである。

からないのは、お芝居ではそういうことは当り前に思えるのに、システム開発では未だに「舞台に上がってから脚本をいじり続ける」ようなことが許されていないというような共通理解があるのはなぜだろう? ということである。というようなことをひさしぶりに受託開発に関わってまた考えはじめている。

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