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2013-04-22

お店の選び方 (2)

04:25 | はてなブックマーク - お店の選び方 (2) - ogijunの日記 お店の選び方 (2) - ogijunの日記 のブックマークコメント

もう少し具体的なお店選択プロセスの話をする。実践編というやつ。食事というのは誰と(または何人で)いつどんなシチュエーションでやるかによって全く様相が異なるんだけど、これまでの議論から本日記においては全ての食事は娯楽であり楽しみであるという立場を取っているので、今後も楽しみのための食事に限定する。

実践編の第一はどうしても避けて通れない問題である価格帯について。お金にたいして全く心配をしなくていいという人(なってみたい)は気にしなくていいのだろうがほんど全ての人はそうではない。というか私がそうではない。娯楽のための食事にはいったいどれくらいお金をかければいいのだろうか? どれくらいならそれが自分に見合っていると言えるのだろうか。例えばフランス料理レストランだけをとっても、ディナで2000円台でプリフィクスのコースを提供するところもあればワイン代も入れて5万円/1人超えなんてところもある。高いお店の方がいいに決まってると単純に考えられるわけでもない。例えば客単価3万円を超えるような高級店ではお客さん側にも服装やマナーでそれなりの振るまいを求められるので、そういったことを楽しむ余裕がないとかえって大変になってしまう。ただこのへんが難しくて、中途半端に高いお店よりも突き抜けてむっちゃ高いお店の方がむしろ緊張は少なかったりすることもあるので油断ならない。そもそも食べることを趣味とするものでなければいくらくらいでどんな思いが出来るかという感覚も肌でわからない。気にせずのべつまくなしに食べるタイプ(おれおれ)ならともかく、ごくたまーにちゃんとした食事をしたいという人がどれくらいの価格帯のお店を選ぶのか? これはかなり難しい問題であるグランメゾンレストランは高いので安いビストロやブラッセリーに行きなさいというような単純な話ではない。高いビストロもいくらでもあるしレストランだけど安いところもある。これはジャンルの違いであって価格帯の話とは独立して考えるべきである。ともかくその難しい問題であるところの価格帯の選択であるが、私は最近これについてベンチマーク発見した。

どのようにして自分が一回の楽しみのための食事に使うお金を決めるのか。私が見出した公式はこれだ。あなた日常的にもしくは非日常的に摂取する娯楽とそのために使うお金を思い浮かべてください。それと匹敵する金額が、日常もしくは非日常の楽しみのための食事の適正価格です。以上。

お芝居をみるのが好きだとする。チケットも高いのは1万円以上する。年に数回そういったお芝居に行くのが趣味だという人はそれくらいのお店を狙えばいい。歌舞伎日常的に行ってますかいう人は日常的に客単2万円のお店に行ける。人気のある劇団チケット争奪戦に慣れている人なら、予約困難店の攻略も容易いだろう。実は日本フレンチの予約困難店というのは発売日に即日完売するような有名劇団のお芝居と同じ価格帯に集中しており、もう少し高いレンジになると予約も取りやすくなるのだ。そういったことも含めて、レストランで素晴しい料理をいただくという体験は素晴しい舞台を見るという体験に酷似している。役者脚本演出舞台全てが調和してそれが観客に届けられて舞台が完成するように、料理も素材メニュー調理にお店のハコが全て調和して食べ手である私たちに届くのである。あ、話がそれそうだからこの件についてはまたあとで書くとして、とにかく自分がいちばん親しみのある「快適な時間の過ごし方」を想像してそれにかかっている金を計算するのだ。それで行くべきお店の価格帯が決まる。6,000円のチケット買ってコンサートしょっちゅう行っててかつ年に1回くらいは外タレとかフェスとかで数万円使うかもという人なら日常は数千円でお誕生日とかの気合い入るときは数万円で良い。数千円のコンサートが年に1回だったら、お誕生日も数千円がいい。お芝居だのコンサートだのに限らない。年に2回コミケ10万円ずつ使いますそれ以外には特にお金は使いませんねえ、とかいう人なら食事に年間20万円使ってもいい。実際には1回の食事で10万円は大変だろうが。むしろコミケ10万使う人は日常的にも毎月万単位で買い物してそうだな、とかそういう話をはじめるとまた話がずれそうなのでやめる。そういった娯楽鑑賞の趣味がないとする。でも例えば2時間12,000円の整体に定期的に通っているとしたら同じような2時間12,000円のコース料理をたのしめるはずである

上記の公式は自分で言うのもなんだがかなり妥当だと思われる。ここでもう一度強調しておきたいのだが、この日記では食事は娯楽だという立場を取っているということである。よくよく考えるとこれは食事の値段の算出方法というよりは、どんな娯楽であっても単位時間あたりにかかるお金はその人にとって一定である、ということを言っているに過ぎないのである。人はその人に見当った量のお金単位時間あたりに消費しているという、ごくごく当り前のことを再確認しただけだったかも知れん...。

ぜんぜん実践的にならなかったので続く。

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