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2008-06-26

10年前、10年後

20:44 | はてなブックマーク - 10年前、10年後 - ogijunの日記 10年前、10年後 - ogijunの日記 のブックマークコメント

RubyKaigiの0日目から端を発する「Rubyは10年前のJava」議論には実は賛同しかねる。何故なら、それは専ら個人的な記憶と感情によるものなんだけど、私は10年前もJavaにわくわくしてなかったからだ。10年前に私がわくわくしていたのはObjective-Cで、仕事で使っていたのはC++だった。そのうち当時在籍してた会社がJavaにコミットし始めてきたんだけど、C++に比べて魅力的とも思えなかったし、ましてやObjCとは比較にならんかったよなあ。

当時はWOはObjCとJavaの両方を開発言語に選ぶことができて、Javaを選ぶと制限が増えるだけだったしまわりのWOメンターみたいな人はみんなObjCだったから特に理由もなかった。その頃のこととかいろいろ名言が残ってておもしろいのでいずれまたとりあげましょう。

話がそれた。ともかく、10年前のJavaに対する気持ちといまのRubyへの気持ちとがぜんぜん違うものだとすると、いまのJavaと10年後のRubyもやっぱり違う気分になっているだろう。

私は10年たってもRubyに「仕事だからワクワクしないのは当たり前」というような 文化が伴うような言語になってほしくない。

Matzにっき(2008-06-20)

これは大丈夫なんじゃないかという気がする。どこをhackすればいいかというと、やっぱり仕事のやり方じゃないかな。私はいまのところは「仕事だからワクワクしないのは当たり前」なんていう文化とは距離を保っていられてるので、これをサステイナブルにすればいいんだと思う。

DHHがインタヴューでRubyとMacは似てるとか言ってたけど、これは本当に心から実感している。自分がそれに向き合うときの気持ち、とかいうのがすごく似てる。だから昔ObjCに中になってた人間がRuby厨になるし、RubyKaigiはMacだらけになるところを見るとみんな同じようなこと感じてるんじゃないかなーと思ったりする。RubyCocoaとかMacRubyでそのへんがオーバーラップしてきて、再び目の前にObjC(ObjC2.0!)があらわれてるというのは本当におもしろい。もうじきiPhone 3Gも出るし。

ちなみに、いまはまたJavaもけっこうおもしろいなーと思って勉強している。なんかJavaという言語の存在感が消えてJVMがいろんなものの実行環境として定着してきてるのがいい感じで、Javaの遺伝子が残るのってこういう方向性の方が強いんじゃないかなあ。


RubyKaigi Guests (3)

22:19 | はてなブックマーク - RubyKaigi Guests (3) - ogijunの日記 RubyKaigi Guests (3) - ogijunの日記 のブックマークコメント

今日もやろう。ていうかこういうの、RubyKaigi開催前にやれよ、みたいな。そうすれば他の人が話すときにネタになったのに。自分にツッコミ。

ということで紹介する3人目はRich Kilmerです。ChadとかDavid Blackとかと一緒にRuby Centralをやってる。それゆえにRubyConfとかRailsConfとか行くと必ず会います。RubyForgeの創始者でもあります。InfoEtherという会社をやってて、RubyForgeはいまでもそこに置いてあるはず。いまInfoEtherはそれこそRubyist梁山泊みたいな感じになってる。

それ以外にRichがやってる変なこととしては、IndiとそのインフラであるActionStepがある。ActionStepとは、現在はOS XのCocoa環境に引き継がれたNeXTのAppKitと同じAPIをActionScript上に移植してしまおう、というちょっと気の狂ったプロジェクトで*1、それを使ってFlashベースのWeb GUIを作って提供している業務系ASPがIndiである。しかも彼はこれをActionScriptとActionScript2で2回やっていて、この2つは同じ名前だけど違う言語だとぼやいてました。噂によると3でもやってるらしい。最近280 Slides(from Y Combinator)のObjective-Jが話題になってたけど、それを5年前くらいにscratchからやって動いてたというのだから恐ろしい。

ということで、彼がLaurentと一緒に一晩で320行のHotCocoa.rbを作ってさくっとデモしたりするのもさもありなんという感じで、コアなRubyistであるというだけでなく、ずっと昔からCocoa APIについても知り尽しているという背景があってのことなのです。それにしてもすごい。

以下は個人的な思い出。私がはじめて会ったのは2004年のRubyConfなんですが、このときは彼の地元であるVirginiaやWashington D.C.周辺が会場になってたために、彼とInfoEtherがlocal arrangementになってて、その年に日本から行った人(3人だけだが)はみな大変お世話になりました。最終日には車(Priusだったりする)でD.C.一周して観光案内してくれたりとか。その車の中だったかもっと前だったか忘れたが「Rubyと出会ったのがきっかけで会社を作った」とか熱く語ってて、当時は日本でもそんなことをやった人は聞いたことがなかったのでめちゃ感動したのを憶えている。2004年にはじめて参加して以来、私が毎年RubyConfに行ってる理由のひとつがRichのパワフルさを見てしまったことにあったりする。

*1:見た目ActionScriptなのに、awakeFromNibとかいうメソッドがあってかなり異様な感じがするのだ。

takahashimtakahashim 2008/06/30 00:48 ぜんぜん似てないよ>MacとRuby

ogijunogijun 2008/07/01 00:11 いやいや、id:takahashimさんも生粋のマカーになってしまえばこちらの風景がわかります。

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